無知ではあるのですが、感じるままに [つぶやき]
「未生流(庵家)いけばな展」
19世紀初頭に創流されたいけばなの未生流(庵家)の創流200年と第9代家元・佐伯一甫氏の家元継承50年を記念した「未生流(庵家)いけばな展」そごう心斎橋本店14階ギャラリー
正直、またもや初めて足を踏み入れる世界。
美しさをただ、求めるのではなく、世界観があり、生命の哲学がある上で、この花々は存在しているであろうことを想像した
芸術であろうけれど、会場の雰囲気をみると、社交場、にみえるのですね。花は美しいけれど、花自体が美しいし。でも、会場の空気と花が結びつかない。これはこれ、それはそれ。という区切りにみえる。逆に都会の中に小さな亜空間をつくっているようにも感じる。いいか悪いかわからないけれど、日本人は自然からは切り離せない民族であるように感じる。
ただ、会場の洋風の色の中に日本的な無言の調和をもちこまれても、何かしっくりしてない。なんなのか。何か照明か壁の色かの調整はなかったのだろうか。自然光を意識する、とか。
それでも、花々は力強かった。生命なのか、それとも作者の生命とは違うエネルギーなのか、ちょっと判断はつかないけれど、ちょっと普段は意識しない分興味をもった。
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