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ふたりだけ

「父と暮らせば」 井上ひさし 新潮文庫
戯曲です。
舞台を見たことはありませんが、映画化になったことは知りました。観ていませんが。
ものすごく完成された戯曲なので、これを映画化したのか〜。と。

原爆で生き残った娘。生き残ったことを罪深く感じる娘の前に、死んだはずの父親が姿を現す。

いろんなことを想像させる戯曲です。コトバにかかれたこと以上のことを想像させる。
言い古されたコトバですし、ふつうのコトバなのですが、ものすごく響く使い方をします。
ここまでできるのか。
たった二人の芝居でそこまでできるのか。と思う。

電車の中で読みながら泣いてしまいました。
映画は、今夜8/24 NHKBSで放映です。


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